WordPressだけではない。CMSの導入メリットと商用CMS10選【比較一覧付き】

26585294_l

コンテンツを活用したマーケティングを行うには欠かせないシステムとして定着しつつある「CMS」。今回は、CMSを導入するメリットを解説したうえで、企業向けにおすすめのCMS10選をご紹介します。自社にとって最適なCMSを見つけ出し、マーケティングに活用していきましょう。

CMSとは?

CMSとは「Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)」の略称で、ウェブサイトの作成や管理、コンテンツの作成や編集、配信などが簡単に行えるシステムのことを指します。CMSを使うことで、ウェブサイトを作成するための専門知識が無くても誰でも簡単にウェブサイトを作ることができます。また、ウェブブラウザがあれば利用できるため、専用のソフトウェアが不要という点も魅力のひとつです。

CMSを導入するメリット

では、CMSを導入することで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。以下のCMS導入における6つのメリットについて説明します。

  • ① ウェブサイトやコンテンツの作成・更新が簡単
  • ② ウェブサイトを効率的に管理できる
  • ③ スピーディーにコンテンツ配信ができる
  • ④ ウェブサイトのデザインに統一感が出る
  • ⑤ SEO対策に強い

① ウェブサイトやコンテンツの作成・更新が簡単にできる

CMSが作られるまでは、ウェブサイトを作成・更新をするには、HTML(ウェブサイトの構造)やCSS(ウェブサイトのデザイン)などのマークアップ言語に長けた従業員や専門業者が必要でした。しかし、CMSが作られてからはウェブサイトやコンテンツの作成・更新が直感的にできるようになり、ウェブサイトを作ることへのハードルがぐんと下がりました。

② ウェブサイトを効率的に管理できる

ウェブサイトの作成・更新は、担当者が一人でデザインやコンテンツ作成など全ての作業を担当することが多くなっています。担当者には複数のスキルにおいて専門性が求められるため、担当者への負担が大きくなりがちです。CMSを使えば、ウェブサイトの作成・更新を作業範囲ごとに切り分けて複数人で分担することができます。そのため、それぞれの専門性を生かしながら効率的にウェブサイトを管理することができます。

③ スピーディーにコンテンツが配信できる

CMSは専門業者に依頼せず、ウェブサイトを自社で簡単に更新できるため、よりスピーディーでタイムリーなコンテンツを配信できるようになります。

④ ウェブサイトのデザインに統一感を出せる

CMSではウェブデザインのテンプレートを使用することで、デザインや構造が同じページをあっという間に作成することができます。これによってウェブサイトのデザインに一貫性を持たせることができ、問者にとって親切なウェブサイトを作り上げることができます。

⑤ SEO対策に強い

CMSは、SEO対策に必須の内部対策(URLの生成、パンくずリストの設置、正しいHTMLタグの設置、XMLサイトマップの生成など)を、ほとんど自動で行ってくれます。そのため、SEOについて必要最低限の知識があれば、規模の大きなウェブサイトよりも検索順位を上げることは夢ではありません。

CMSの王道「WordPress」

多くのメリットを持つCMSですが、実際にはどのようなCMSが最も利用されているのでしょうか。ウェブ市場調査サービスのW3Techsによると、2020年1月現在、CMSのシェアはWordPressが62.2%と圧倒的で、全世界のウェブサイトの35.4%がWordPressによって作られています。WordPressが人気である理由は、CMSとしての使いやすさ、カスタマイズ性、拡張性、そして何よりも基本料金が無料であることが挙げられます。とはいえ、圧倒的な人気を誇るWordPressにも、いくつか注意すべき点があります。

① セキュリティ面

WordPressはオープンソースのCMSです。つまり、プログラムのソースコードが公開されており、システムの構造が誰にでも分かるようになっています。また、利用しているウェブサイトが多いこともあり、ハッキングされやすいという弱点があります。

② 拡張性の限界

WordPressは様々なプラグインが用意されており、機能を簡単に拡張することができる一方、複数のプラグインを組み合わせるとエラーや不具合が発生することがあります。また、多くのプラグインを入れるとウェブサイトの速度が遅くなり、ユーザビリティを損なうことがあります。加えてWordPress自体はマーケティングの機能を持たないため、外部のサービスを利用する必要があります。

③ 専門知識が必要

WordPressは、簡単にウェブサイトを作ることはできますが、ウェブデザインの知識があるかどうかで、クオリティにかなりの差が出ます。それだけでなく、セキュリティやプラグインの機能、SEO対策についても、ある程度の学習が必要です。そのため、WordPressを用いる際には制作と管理を専門業者に依頼するケースも多く、自社で完結するにはハードルが高いと言えます。

では、WordPressを自社運用するには少しハードルが高いという企業は、どのCMSを活用すればよいのでしょうか。
そうした企業の方々にぜひ活用していただきたいCMSを、機能・価格とともに紹介します。

企業向けCMS比較

① HubSpot CMS

「HubSpot CMS」は、HubSpot社が提供する月額定額制のCMSです。
ランディングページやブログページを直感的に作成できる機能だけでなく、ウェブ解析機能やチャットボット機能など、魅力的な機能が多く揃っています。また、同社が提供する無料のCRMツールやマーケティングツールを組み合わせることで、効率的にコンテンツマーケティングを展開することができます。

「HubSpot CMS」では以下のような機能が利用できます。

・テンプレート: ウェブサイトのデザイン・パターンがあらかじめテンプレートとしていくつか用意されているため、一からウェブサイトをデザインする必要はありません。
・サーバー: HubSpot CMSはクラウドで提供されているため、WordPressのように自社でサーバーを用意する必要がありません。
・フォーム: ユーザビリティの高いフォームを簡単に作ることができ、ボタン一つでウェブページに挿入することができます。
・独自ドメイン: 簡単に独自ドメイン・サブドメインをHubSpotアカウントに接続することができます。
・スマホ対応: スマートフォンユーザー向けの美しいレスポンシブデザインを兼ね備えています。

  • 無料プラン: 14日間の無料体験版あり
  • 利用料: ¥36,000 / 月額
  • 初期費用: ¥120,000

② RCMS

RCMS」は、株式会社ディバータが提供する月額定額制のCMSです。
250を超える豊富な標準機能に加えてカスタマイズもできるため、高い拡張性も備えています。さらに強固なセキュリティ対策、万全のサポート体制など、ユーザーにとって嬉しいサービスも揃っています。

  • 無料プラン: 14日間の無料体験版あり
  • 利用料: ¥9,000円~ / 月額
  • 初期費用: 40,000円~

③ ferrent One

ferret One」は、株式会社ベーシックが提供する月額定額制のCMSです。
ウェブマーケティングメディア「ferret」を運営している同社の実績やノウハウをもとに、集客に必要な機能がひと通り揃えています。専業コンサルタントによる運用支援など、サポートも充実しています。

  • 無料プラン: 無料デモあり
  • 利用料: ¥100,000~ / 月額
  • 初期費用: ¥100,000

④ Movable Type

Movable Type」は、シックス・アパート株式会社が提供する月額定額制のCMSです。
低価格から導入することが可能で、小規模なサイトでも数多く利用されています。セキュリティ性も高く、安心してウェブサイトを運用することができます。

  • 無料プラン: 30日間の無料体験版あり
  • 利用料: ¥5,000~ / 月額
  • 初期費用: なし

⑤ BiNDup

BiNDup」は、株式会社デジタルステージが提供する月額定額制のCMSです。
あらゆる業種のウェブサイトを研究して作られた約350ものテンプレートが用意されており、ウェブ制作のプロが作ったようなホームページを自在に作成することができます。

  • 無料プラン: エントリーコースは初年度無料、基本コース・ビジネスコースは加入月無料
  • 利用料: ¥480~¥9,800 / 月額
  • 初期費用: なし

⑥ a-blog cms

a-blog cms」は、有限会社アップルップルが提供する買切型のCMSです。
膨大な情報量にも耐える環境を持っているため、規模を問わないウェブサイトの制作が可能です。

  1. 無料プラン: 無料デモあり
  2. 利用料: ¥50,000~ / 買切
  3. 初期費用: なし

⑥ NOREN

NOREN」は、株式会社のれんが提供する買切型のCMSです。
ウェブサイトの運用が社内で完結できる設計になっており、NOREN専任の講師による3日間のトレーニングなど、サポートが充実しています。また、CMSサーバーとウェブサーバーが切り離されており、万が一CMSのサーバーがダウンしてもウェブサイトの閲覧は影響を受けないため、安定した運用が可能です。

  • 無料プラン: 無料デモあり
  • 利用料: ¥10,000,000~ / 買切
  • 初期費用: 要お問い合わせ

⑦ HeartCore CMS

HeartCore」は、ハートコア株式会社が提供するCMSです。
ウェブサイト運用に必要なコンテンツの管理、SEO対策だけでなく、ウェブサイトの多言語翻訳まで行うことができます。また、既存のウェブサイトから簡単に移行できることもメリットのひとつです。

  • 無料プラン: 要お問い合わせ
  • 利用料: 要お問い合わせ
  • 初期費用: 要お問い合わせ

⑧ ジンドゥー

ジンドゥー(Jimdoo)」は、株式会社KDDIウェブコミュニケーションズが提供する月額定額制のCMSです。
必要な機能を厳選したシンプルな作りになっており、直感的な操作のみでウェブサイトを構築できます。無料プランも用意されているほか、必要に応じて機能とプランをアップグレードすることができるため、スモールスタートを切りたいという方にはオススメです。

  • 無料プラン: あり
  • 固定費用: ¥990~ / 月額
  • 初期費用: なし

⑨ Wix.com

Wix.com」は、Wix社が提供する無料で利用できるCMSです。
機能やテンプレートの数が豊富で、初心者でも簡単にクオリティの高いウェブサイトを作ることができます。有料プランも低価格なプランから用意されており、CMSに初めて挑戦するという方にも人気のCMSです。

  • 無料プラン: あり
  • 有料版利用料: ¥500~ / 月額
  • 初期費用: なし

CMS比較図

以上で挙げた10個のCMSを図で比較すると、以下のようになります。
予算や必要とする機能に応じて、導入するCMSを検討してみましょう。


cmsmatrix01


cmsmatrix02

CMS導入時の注意事項

ここまで様々なCMSを紹介してきましたが、CMSを導入する際には、以下の5つのポイントに注意しましょう。

① セキュリティ面

前述の通り、WordPress以外のCMSを選ぶメリットの一つは、セキュリティ面です。オープンソース型ではなく、パッケージ型やクラウド型のCMSを選択することで、セキュリティ性を高めることができます。

② 社内体制

CMSのメリットの一つは複数人で効率的にウェブサイトを管理できることだと紹介しましたが、運用できる人員を確保できなければ宝の持ち腐れとなります。担当部署と担当者を事前に決定し、CMSを運用できる体制を整えましょう。

③ 操作性

CMSによってはUIの設計や更新方法など、運用に必要な知識は異なります。無料体験やデモ版を試して操作性を確認し、自社に合ったCMSを選ぶと良いでしょう。

⑤ 機能

CMSはツールによって機能が異なり、それぞれに個性があります。自社にとって必要な機能を事前に考えておくと、機能不足やオーバースペックを回避することができます。

⑥ サポート

CMSの導入にあたっては、アップデートの頻度やカスタマーサポートの充実度など、提供会社によるサポート体制もチェックしておきましょう。プランによってもサポートの内容が異なることも多いため、事前に確認しておくことが重要です。

まとめ

最後に、ご紹介した10つのCMSのうち「HubSpot CMS」の特徴をもう一歩深くご紹介しておきます。HubSpot CMSは優れた機能性を持ち、簡単に操作や管理ができるうえ、質の高いウェブサイトを構築することができます。また、サービスがクラウドで提供されているため、CMSを設置するためにサーバーを用意する必要がありません。

HubSpot CMSでは、他社にはない機能の特徴として、同社が提供するMarketing Hub、Sales Hub、Service Hub、無料で提供されているHubSpot CRMと連携することで、マーケティングや営業活動をより効率的に実行することができます。

HubSpot CMSの機能や活用法をより詳しく知りたい方は、こちらのページをご覧ください。
自社に最適なCMSを活用し、コンテンツマーケティングで他社に差をつけましょう。

HubSpot早わかりガイド

HubSpot早わかりガイド

SEデザインからブログの更新情報をお届けします。